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栄養コラム5・6月号 「貧血の予防と食事」

春の日差しも暖かさを増し、新生活にも慣れてきたころではないでしょうか。
今回のコラムは貧血の食事についてです。貧血の種類は複数ありますが、今回は最も多くみられる鉄欠乏性貧血と食事についてお話します。しっかりポイントを押さえて貧血を予防していきましょう!

○鉄欠乏性貧血ってなに?
赤血球に含まれるヘモグロビンの濃度が低下した状態が貧血です。ヘモグロビンは、主に鉄で構成されているので、鉄分が不足するとヘモグロビンがつくられなくなります。この状態を鉄欠乏性貧血といいます。

○1日に鉄はどのくらい必要なの?
男性の場合は18歳から74歳までは7.5㎎、75歳以上は7.0㎎、女性の場合6.0㎎(月経なし)から11.0㎎(月経あり)が必要になります。

○食事のポイント
*鉄をとりましょう!
・ヘム鉄(吸収率が非ヘム鉄より高い!)……豚レバー、かつお、鶏もも肉、牛かたロースなど
・非ヘム鉄(ビタミンCと一緒に食べると吸収率UP)……あさり、ほうれん草、全卵、納豆など

*たんぱく質をとりましょう!
動物性のたんぱく質は鉄の吸収を助ける働きがあります。さらに赤血球やヘモグロビンの材料にもなる大切な 栄養素です。不足しないようにしましょう。

*吸収を高めよう!

鈴木薬局 管理栄養士

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