栄養コラム 11・12月号「ふらつきに!赤いビタミンB12」
〇ビタミンB12のはたらき
ビタミンB12はヘモグロビンの生成や神経細胞の機能維持に関わる水溶性のビタミンです。
暗赤色をしていることから「赤いビタミン」ともよばれ、葉酸と協力し赤血球の成熟や、DNA・たんぱく質の合成を助ける血液と末梢神経の健康に欠かせない栄養素です。
〇ビタミンB12が不足すると
・貧血 ・眼精疲労 ・頭痛 ・神経障害 ・睡眠障害 など
*特に不足しやすい方
・野菜中心の食事をしている
・胃酸分泌が少ない(高齢者)
〇ビタミンB12を多く含む食品(可食部100gあたり)
・あさり(52.0㎍) ・しじみ(68.0㎍) ・焼きのり(58.0㎍) ・プロセスチーズ(3.2㎍)
・卵黄(3.5㎍) ・牛レバー(53.0㎍)
〇効率よく摂取するポイント
*光や空気に弱い
・食材は密閉して暗所に保管する
*水に溶けやすい
・汁ごと摂取できるスープやみそ汁に調理する
・生で食べる、ゆでずに焼く、蒸す