栄養コラム1・2月号「血圧とカリウム」
寒いこの時期に気になる高血圧対策には減塩が重要ですが、カリウムの摂取も大切です。
今回は血圧とカリウムについてご紹介いたします。
〇カリウムの役割
カリウムは私たちの体内でナトリウムとバランスを取り合っており、過剰に摂りすぎたナトリウムを排出する作用があります。
その他にも、細胞内の水分量の維持や神経伝達、筋肉の収縮や弛緩を助ける役割をしています。
〇カリウムを多く含む食品(可食部100gあたり)
ほうれん草 690㎎
じゃがいも 410㎎
納豆 690㎎
バナナ 360㎎
〇摂り方のポイント
カリウムは水に溶けやすい
~食材~
かぼちゃやいも類は茹でてもカリウムの損失が少ないため、煮物におすすめ!
~下処理~
食材は手早く洗い、必要以上に水にさらさない
~加熱~
『茹でる』よりも『蒸す』・『電子レンジ』の方がカリウムの損失が少ない
汁物は具だくさんに
汁の量を減らせ、汁中に溶け出したカリウムも摂れる
缶詰やジュースに注意
加工の段階でカリウムが失われてしまい、糖分が添加されている物が多いため注意が必要です
*腎機能が低下している方はカリウムを控える必要がある場合もあるため、注意が必要です。医師に相談するようにしましょう。