栄養コラム 3・4月号「造血のビタミン葉酸」
〇葉酸のはたらき
葉酸は、水溶性ビタミンでビタミンB群の1種です。
ビタミンB12と協力して赤血球の合成に関与しており、ビタミンCと一緒に摂ることで葉酸のはたらきを活性化させます。また、新しい細胞を作るときに、DNAを合成するための補酵素としてはたらき、細胞分裂がさかんな妊娠初期の胎児の発育に欠かせない栄養素です。(ビタミンB12については11・12月号をご覧ください)
〇葉酸が不足すると…
・悪性貧血
・妊娠初期では胎児に神経管閉鎖障害
・抑うつの症状
・気力の低下 など
〇葉酸を多く含む食品(可食部100g当たり)
鶏レバー(1,300μg)、 菜の花(340μg)、 枝豆(260μg)、 ほうれん草(210μg)、
いちご(90μg)、 納豆(110μg)
〇葉酸を摂るときのポイント
☆相性の良いビタミンと一緒に摂ろう
葉酸+ビタミンB12 → ほうれん草の海苔和え
葉酸+ビタミンC → チンジャオロースー
☆サラダやスープがおすすめ
熱に弱く、水に溶けやすい性質なので、加熱せず生で食べるか電子レンジで調理を!